2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧
赤井紅介 集英社スーパーダッシュ文庫 学園異能ラブコメの五巻。 二巻目以降は、一人の女の子がやってきて彼女を中心に騒動が巻き起こる、という「うる星やつら」みたいなワンパターンのテンプレ構造がずっと続いているが、今回の女の子は主人公に転ばないし…
よく、ラノベでも、男女が出会って→徐々に仲良くなり→ラスト手前で二人の間にちょこっと危機があって→それを乗り越えハッピーエンド、という話がある。 これだけを取り出せば、悪くないプロットのようにも見えるし、例えば、迫りくる戦争のために二人が離れ…
よく、哲学の入門書なんかで、小説になっていたり、導入部が小説風になっていたりする本がある。 ああいう本がしばしばあるということは、概説より小説の方が読者が読みやすいだろう、という判断が、編集部の中にすら、あるのではないだろうか。 しかし、小…
田中仙年堂 ファミ通文庫 異世界バトルファンタジー。 三回くらい挫折したけど、割と評判が良いので、今日も読んでみた。 常識的主人公+最強魔人の、面白さ保証済みの安定タッグ。 ストーリー的にはしょうがないだろうが、もう少し導入方法は考えて欲しい。…
おかざき登 MF文庫J ほのぼのテーストの特撮パロ。 特撮でほのぼの、というのが良いし、主人公の常識人具合も、設定の飛び具合との対比で、巧く活きている。 幼馴染にはかませ犬感が漂うので、メインヒロインの設定をもっとメインヒロインっぽくするか、…
神楽坂淳 集英社スーパーダッシュ文庫 現代物ラブコメ。 ラストが秀逸。 いもうとは、それを売りにするのならもう少しなんとかすべきか。食材調達係を妹にするか、冷静な批評係+コジマ君的な役回りを与えるか。 イラスト(君平ユウキ)は結構いい。というか…